2016年09月11日

メモ:   降圧剤 一考




■ 降圧剤(※ 血圧を下げる薬)は脳梗塞の発症を倍にする


脳梗塞は高血圧が原因といわれるが、そうではない。

むしろ、血圧の低いときに起こる疾患である。


脳の血管が詰まりかけたとき、体は懸命に血流を勢いよくし、血のかたまりを吹き飛ばそうとする。

血圧を上げて、脳を守ろうとしているのだ。



「高血圧だから、脳梗塞になった」のではなく、「脳梗塞だから、血圧を上げて治そうとしている」のだ。

原因と結果を取り違えているのである。


このとき、血流が弱く、血のかたまりを押し流すことができなければ、簡単に脳梗塞になってしまうだろう。

これは少し考えれば、 わかることである。


薬で血圧を下げることは、命取りなのだ。

「脳梗塞は(降圧剤を処方した)医師によって作られる」と言っても過言ではない。



東海大学医学部名誉教授・大櫛陽一氏の研究によれば、「降圧剤を飲んでいる人は、飲んでいない人に比べて

脳梗塞の発症率が2倍になる」という。

大櫛氏は、1999年から2007年までの、福島県郡山市に住む男女4万人の健康データを全国のものと比

較し、降圧剤は脳梗塞を増やすことを発見したのだ。


私は、 一人でも多くの医師が降圧剤の使用に慎重になることを願ってやまない。

なぜ多くの人が降圧剤を「脳卒中を予防するために」飲んでいるのだろうか?




実は、 戦後1950年代までは、脳卒中のうち、約90%が「脳溢血(※ 脳出血)」だった。

時代を下るにつれ、 脳溢血(※ 脳出血)は減り、 脳梗塞が増える。

70年代に入ると逆転し、 90年代に入ってからは、脳溢血(※ 脳出血)が10〜20%で横ばい、脳梗塞

は80〜90%で90年代から急に増加している。



なぜ昔は、それほど脳溢血(※ 脳出血)が多かったのか?

それは、戦後の日本は、非常に栄養状態が悪かったからである。

今で言うと、難民のたくさんいる発展途上国並で、とくに敗戦から数年は、食糧を占領国アメリカの救援に

頼っていたほどだった。


栄養が悪いため、血管がもろく、高い血圧に耐えられなかったのである。

また昔は、肉体にかかるストレスも強かった。

農作業や土木作業も、今のように機械を用いず、ほとんど人力に頼っていた。

家事も電化製品などなく、掃除や洗濯はすべて人の手で行っていた。


血管がもろいうえに、強い肉体のストレスが加わって、たやすく血管が破れていたのである。

そのため、脳溢血(※ 脳出血)が多発していたのだ。

こうして、「高血圧 = 脳卒中 で倒れる」というイメージが医者や国民の間に広まったのである。


実際、昔は、脳溢血(※ 脳出血)で倒れた人の話をよく聞いたものだ。

今では栄養が改善され、肉体労働も軽くなり、脳溢血(※ 脳出血)はの脳卒中の1〜2割ほどまで減ってい

る。

にもかかわらず、「高血圧 = 脳卒中」というイメージだけが、しぶとく生き残り、脳溢血(※ 脳出血)

予防のために、何千万人もの人が降圧剤を服用しているのである。


予防の対象が” 昭和 ”で止まっているのである。

「脳卒中」という箱の中身は、降圧剤によってリスクの減る「脳溢血(※ 脳出血)」から、リスクの増える

「脳梗塞」に入れ替わっているのである。

それなのに、なぜ高血圧の基準値をどんどん下げ、降圧剤を飲ませようとするのか?

理由は、言うだけ野暮だろう。



私は「血圧の薬は絶対にダメ!」とは言わない。

血圧を下げなければ、確かに脳溢血(※ 脳出血)のリスクは減るからである。

しかし一方で、脳梗塞になる確率は、間違いなく高まる。


患者に降圧剤を出す時、私は必ず、ここで述べたことを説明するようにしている。




■ 8年間で50も下がった基準値


高血圧の基準値は、たった8年間で50も下がっている ― 。

これを聞くと、多くの人は耳を疑うのではないか。

私は大げさに言っているわけでも、ウソをついているわけでもない。

2000年までの基準値は、実質、上180mmHgだった。

それがどんどん下がり、2008年には130になっているのだ。


今は、130を越えると、その人は「高血圧症」と判断される。

「病人」として、医者に生活上の指導を受け、降圧剤(血圧を下げる薬)を処方されるのだ。



なぜ短期間に、これほど大きく下げられたのだろう?

2000年前後に、高血圧のリスクを説くエビデンス(科学的根拠)が得られたのだろうか?

そのような研究を、私は寡聞にして知らない。

むしろ、高血圧の通説に疑問を投げかける研究が、数多く発表されている。

にもかかわらず、基準値がどんどん下がっているのだ。

どう考えても、これはおかしい。


基準値を下げることは、いうまでもなく患者を増やすことである。

基準値を上160から140にすることは、150で「正常」だった人が、突然「異常」になるということ

だ。


基準値は10下げれば、新たに1000万人の「患者」が生まれる。



1980年代後半は230万人ほどしかいなかった「高血圧症」が、今では5500万人に増えている。

なんと、20倍以上の増加率である。


そして2011年の国民健康・栄養調査では、成人のうち27.5%、4人に1人が降圧剤を飲んでいる。



「患者」を増やせば、降圧剤の売り上げが伸びるには、当然である。

基準値の操作は製薬会社にとって、大金を生む打ち出の小槌なのだ。

私たちは、明らかに不必要な血圧の薬を大量に飲ませられている。

いつの間にか基準値を下げられ、誘導されているのだ。


私は「高血圧症」とは、降圧剤を多く飲ませるための詐欺商法だと考える。

それも国家的規模の壮大さだ。


やり口がまた、悪辣である。

「血圧が高いと、脳卒中や心臓病を起こしやすくなる。 高血圧は、自覚症状がないのが特徴だ。 小まめに

血圧を計り、できるだけ下げなければならない。 放っておくと、大変なことになる」

医療関係者は口を揃えてこう言い、一般人を丸め込もうとする。

しかし、これはいかにも詐欺師の話術であり、立派な恫喝だ。


カラクリは、あきれるほど単純である。

人知れずソーッと基準値を下げること。

それだけで製薬会社は、濡れ手に粟なのだ。


遠からず基準値は、今の130から120になるだろう。

(・「高血圧はほっとくのが一番」 松本光正(関東医療クリニック院長) 講談社+α新書    P,14〜P,16、 P,53〜P,56 より〜 引用)

https://www.amazon.co.jp/%E9%AB%98%E8%A1%80%E5%9C%A7%E3%81%AF%E3%81%BB%E3%81%A3%E3%81%A8%E3%81%8F%E3%81%AE%E3%81%8C%E4%B8%80%E7%95%AA-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE-%CE%B1%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%9D%BE%E6%9C%AC-%E5%85%89%E6%AD%A3/dp/4062728443



【略歴: 松本正光氏】
1943年大阪生まれ。 北海道大学医学部卒業。
医療生協さいたま浦和民主診療所勤務・所長を経て、1995年おおみや診療所所長に就任。
2009年より関東医療クリニック院長。
高校2年生の時に、中村天風の最晩年の弟子として指導を受ける。 以降、天風会の講師としても活躍。
著書に『癌は治さなくていい 検診・手術・抗がん剤に頼らない「癌」の本』(長崎出版)など。




・NEWSポストセブン:
東大医科研特任教授が日本の高血圧治療のデタラメ横行に苦言 2014.10.30 07:00
http://www.news-postseven.com/archives/20141030_280852.html








・一般社団国際感食協会
高血圧の薬はやめられる!高血圧の薬の副作用は認知症。それでも続けますか?認知症への道
http://kanshoku.org/hypertension/high-blood-pressure/

降圧剤 は要注意!安易な服用は命の危険? 脳梗塞 、認知症 、意識障害 の恐れもブロプレス、ディオバン、オルメテック・・・。
http://kanshoku.org/hypotensivedrug/depressor/


【略歴: 宇多川久美子(うだがわくみこ)】
1959 年千葉県生まれ。明治薬科大学卒業。
薬剤師・栄養学博士(米AHCN大学)・ボディトレーナー
一般社団法人国際感食協会代表理事 有限会社ユアケー代表取締役
ハッピー☆ウォーク主宰 NPO法人統合医学健康増進会常務理事

薬剤師として医療の現場に身を置く中で、薬漬けの医療に疑問を感じ、「薬を使わない薬剤師」を目指す。現在は自らの経験と栄養学・運動生理学などの豊富な 知識を活かし、感謝し、感動し、五感でおいしく食べる「感食」、一万歩という「量」ではなく、正しい歩き方で「質」を高め、楽しく歩く「ハッピー☆ウォー ク」、オリジナルエクササイズ「ベジタサイズ」を中心に、薬に頼らない健康法を多方面に渡り発信している。その他、講演、セミナー、雑誌等での執筆も行っ ている。





※ 脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)




posted by 所長 at 14:29| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする