2017年01月18日

メモ:  飛蚊症(ひぶんしょう) ・ 光視症(こうししょう) 



・【飛蚊症】は文字通り、蚊が飛んでいるように視界に小さなにごりが見える症状です。

通常は生理的な硝子体線維のにごりであることがほとんどです。

一方でこの【飛蚊症】は、 " 網膜に穴が開いた " とか、[網膜剝離(もうまくはくり)]などで起きる初期の自覚症状であり、早く発見するための重要なポイントです。

今までなかった【飛蚊症】が急に出現したり、急ににごりの量が増えたときは要注意です。


網膜に穴が開くと、穴の奥の網膜色素上皮層から色素細胞が出てきます。

これが線維細胞を形成したりしてにごりとして感じるのです。

時には[網膜裂孔(もうまくれっこう)]の上を走る血管が切れて出血することもあります。

これを放置していると、部分的に[網膜剝離]が起こり、その部分が見えなくなります。


ただし像は水晶体で反転するので、下方の網膜がはがれれば視野の欠け方は上方に来ます。

上半分が見えなくなったなら、下半分がはがれているだろうと推測できます。

中央の黄斑部(おうはんぶ)がはがれるとまったく見えなくなります。


光が飛んで見える【光視症】のは、網膜に硝子体線維が付いていて網膜が引っ張られ、電気反応が起きている可能性があります。

【飛蚊症】と並んで " 網膜に穴が開いた " ときの自覚症状なのです。


【飛蚊症】は[網膜剝離]の第一歩。






■ 網膜剝離 早期発見の自己テスト法

[網膜剝離]は早期に発見することが重要です。 そのためのチェックリストを示します。


1. " 網膜に穴が開いている " と、そこから色素細胞が飛び出してきて、繊維化が起きます。 これが【飛蚊症】の急激な増加となります。 目の前を常に蚊が飛んでいるように感じる状態です。  " 網膜に穴が開いている " ということがある程度自覚的にわかる症状です。


2.硝子体線維が引っ張られると電気的反応が起きて、目の前に光が飛んだように感じます。 これを【光視症】と言います。 【光視症】も " 網膜に穴が開いている " とよく起こる症状です。 早期に網膜の穴の可能性がわかります。


3.カレンダーを使ったセルフテストがあります。 見える範囲の視野検査などは、その重要性がわかりにくいかも知れませんが、[緑内障]や[網膜剝離]や[脳腫瘍]など、網膜や視神経の障害を検査するには必須の検査です。

片目ずつ検査します。 カレンダーの中心の例えば「13」とかの数字を見つめて、目を動かさないままにカレンダーの数字を読んでいきます。 もしも、視野が欠けていれば、そこの部分の数字が読めなくなります。 簡単に自分で、視野の欠損のあるなしがある程度わかります。


4.視野の欠けが急速に進行する場合があります。 例えば下からだんだんと見える範囲が欠ける場合は、網膜の穴は上にあり、そこから急速に[網膜剝離]が進んでいると予想されます。 見える像は水晶体レンズで反転するために、[網膜剝離]と視野の欠損は上下左右逆になるのです。




・スマホやパソコンばかりを見ている

最近多くの人々がさらさるLEDの光や、パソコンやスマホの画面からでる『ブルーライト』は問題です。

紫外線に近い性質の短波長の高エネルギー光である『ブルーライト』は可視光の中で最も短波長・高エネルギーであるため、眼の表面だけでなく眼の奥にまでダメージが及びます。

テレビ・パソコン・スマホなどに使用されるLED液晶から大量に放出されており、網膜に有害であることが報告されています。

短波長の『ブルーライト』から網膜を守るためには、青の補色である黄色の色素を含む保護用メガネが有用です。

網膜障害を予防することは重要です。

特にスマホやコンピューター画面を常に見る方は、長い時間かけて徐々に傷害が忍び寄ります。

早めに対処しましょう。

(*「やってはいけない目の治療」 深作秀春(深作眼科 院長) 著  角川書店  より〜 引用)


posted by 所長 at 19:56| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする