2018年02月22日

メモ:   『 多剤耐性ガン 』   ア谷博征 氏(脳神経外科専門医)



■ データが示唆する抗ガン剤の疑わしさ

それでは、 バイオテクノロジーで作られた、 華々しく登場する抗ガン剤は、 使用時の重大な副作用をしのぐような効果を持っているのでしょうか?

2004年に発表された医学論文では、 すべてのガンに対して、 平均して5年生存率を高くする抗ガン剤は、 なんと2%そこそこしかないことが報告されています。

5年生存率とは、 診断から5年経過後に生存している患者の比率のことです。

あるガン疾患の予後を測るための医学的な指標として便宜的に使用されます。

多くのガンでは、 治療によりガンが消失してから5年経過後までに再発がない場合を「 治癒 」と見なしています。



2008年のアメリカ患者転帰( 病気などが行き着いた結果 )および死亡部外秘調査では、 抗ガン剤治療を受けた10人のうち4人以上が、 命にかかわる副作用を終末期に経験していることが分かりました。

この調査では、 明らかに抗ガン剤そのものが原因で命を落としていると判明したケースは27%に上ることも分かりました。

このデータのうち、 35%が抗ガン剤治療で改善したという結果でしたので、 その他の大多数は、 抗ガン剤が直接・間接的に死期を早めたケースといえます。



また、 最近抗ガン剤の効果がなくなってきたと腫瘍専門医が頭をかかえる現象に、 『 多剤耐性ガン 』の出現があります。

抗生物質の使いすぎで「 多剤耐性菌 」ができるのと同じく、 抗ガン剤の使いすぎで従来の抗ガン剤が効かない『 多剤耐性ガン 』ができるのです。



ガン組織は、 均一の性質をもった細胞の集まりではなく、 じつはさまざまな性質の違う細胞の寄り合い所帯です。

ある抗ガン剤で死滅するガン細胞もあれば、 それに抵抗性を示すガン細胞も混在しています。

したがって、 ある抗ガン剤をいくら投与しても、 それに抵抗性のあるガン細胞のみがどんどん増殖してくるという現象が起こります。

つまり、いくら抗ガン剤の種類を組合わせても、 必ず耐性をもったガン細胞が生き残り、 やがて増殖してくるといえます。



ガン組織は自然と同じく「 多様性 」があることをしっかり認識しておかないと、 人工的な操作でさらに悪性のガンを生み出すことにもなりかねないのです。

これは、 [ 抗ガン剤治療 ]や[ 放射線治療 ]の数年後に発症する”医原性ガン”が、 より悪性になっているという多くの報告からも裏付けられています。


私自身も、 良性の髄膜腫という脳腫瘍を[ 放射線治療 ]した10年後に、 悪性脳腫瘍が発生したケースを経験しました。



抗ガン剤のこのような現状を一番肌身で感じているのは現場の医師です。

彼らは、 もし自分がガンになったとしたら、 抗ガン剤治療を受けるのでしょうか?

答えは「 ノー 」です。

普段から抗ガン剤の無効性と重大な副作用を目の当たりにしているので、 ある調査では75%の医師が[ 抗ガン剤治療 ]を受けることを拒否しています。



このことに関連して、 私が先日、 ある乳ガンの女性から相談を受けたときに、 興味深い話を聞かせていただきました。

その女性は、 手術してもらった主治医の外来を定期的に受診しているのですが、 [ 抗ガン剤治療 ]を拒否して15年が経過し、 今は経過だけを診てもらっています。

あるときその主治医が、 「あなただけですよ。 まだ生き残っているのは。 抗ガン剤治療を受けた人はみな死んでしまいました。 大きな声ではいえませんが、 抗ガン剤治療を受けなくて本当に良かったですね。 あんなものではガンは治りませんよね」と、 本音を漏らしたといいます。

私はそれを聞いた時に、 正直な医師だと思いました。

( ・「医療ビジネスの闇」(2012年) ア谷博征 著  学研  p、311〜p、313 より〜 引用 )





【著者紹介】 ア谷 博征(さきたに ひろゆき)氏

1968年 奈良県生まれ。
奈良県立医科大学・大学院卒業、脳神経外科専門医、臨床心理士。
ガンの研究で医学博士取得。
国立大阪南病院、医真会八尾病院を経て、私立病院の副院長を務める。
現在は、総合医、ロイヤルホリスティックカウンセリング院長として、ガン、難病、原因不明の慢性病を対象にした治療を確立し、根本治療指導に従事している。
社団法人パレオ協会代表理事、NPO法人日本ホリスティック療法協会理事。
エネルギ―量子医学会会長。


posted by 所長 at 21:30| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする