2014年05月03日

メモ: 『宇宙エネルギー』 深野一幸 工学博士 1.



■ 真空はエネルギーの宝庫だった


『宇宙エネルギー』は、我々の周りの空間の真空中に存在すると説明した。  


では、現代科学では真空の空間をどのように捉えているのだろうか。
ここで、科学が捉えた真空の歴史を簡単にたどって、現代科学が真空をどう捉えているかみてみよう。


光が波であるという光の波動理論を確立したのは、17世紀のオランダの科学者ホイへンスである。  ご存じのように、光は真空中でも伝わる。  波が伝わるためには、それを伝える物質(これを媒質という)がなければならない。  たとえば、音は波であるが空気という媒質がなければ伝わらない。  そこで、ホイヘンスは次のように考えた。


「光が波であり、真空中を伝わるのであれば、真空中に光を伝える超微粒子の物質があるはずだ。  この超微粒子を”エーテル”と名づけよう」


そして、ホイヘンスが光の波動理論を確立した後は、真空中には”エーテル”という超微粒子が存在していると考えられて科学が進んだ。



19世紀になって、イギリスのファラデーやマックスウェルによって電磁気学が確立された。  マックスウェルは、電磁気学を方程式で表して数学的に確立するとともに、光は電磁波の一種であり、電磁波も光速で伝わることを明らかにした。

電磁波も真空中を伝わるが、光も電磁波の一つであることが明確になると、科学者の間で、真空中にあると仮定されていた光や電磁波を伝える”エーテル”という超微粒子が本当に存在するかどうかが議論の的となった。


そこで、19世紀の後半、多くの科学者によって真空中の”エーテル”の存在を確認しようというさまざまな実験が行われた。  

その中で有名なのが、マイケルソンとモーリーの実験である。  彼らは精密な装置を作って、場所や時間を変えて何度も何度も実験したが、結局”エーテル”の存在を検知できなかった。  その他の研究者の実験もほぼ同様であった。



結局、これまで”エーテル”という超微粒子は存在しないという結論になったのである。  本当は、真空中には”エーテル”、あるいは『宇宙エネルギー』と呼ぶ超微粒子が充満しているにもかかわらず、100年前の科学者たちは検知できなかった。  そのため、その後の科学は誤った結論を基に発展していったのある。


さて、”エーテル”の存在は否定されたが、光は真空中を伝わる。  そのため、”エーテル”という媒質を必要としない光の真空中での伝達理論を考えだしたのである。



すなわち、アインシュタインは、光は波動であるが、光子という粒子の性質をもっており、光は真空中を光子が伝達して伝わるとした。

アインシュタインの相対性理論以後、真空は無の空間と定義されて科学が発達した。 が、その後の多くの実験は、真空はまったくの無の空間ではないことを明らかにしている。



たとえば、真空に強いガンマ線という放射線をあてると電子と陽電子がペアで真空中から飛び出してくる現象がある。  明らかに真空が無の空間ではないことを示している。


その後の研究も踏まえて、現代物理学は真空を次のように定義している。

「真空は、素粒子と反素粒子がペアでぎっしり詰まっている空間である。  しかし、素粒子と反素粒子のペアの状態を検知することはできない」


要するに、現代科学は、真空中の”エーテル”と名づけた超微粒子の存在を否定したが、その後の実験結果から、現在はあいまいな表現で真空中のエネルギーの存在を認めているということである。




私が、東大の糸川英夫名誉教授に真空中のエネルギーの存在について伺ったところ、「真空中にエネルギーが充満していることは常識だ。  このエネルギーを取り出すのが難しいのだ」という答えであった。  東京都立大学理学部の広瀬立成教授に伺っても同じ答えであった。

これが現代科学者の真空に対する捉え方ということになる。

すなわち、現代科学は、マイケルソンとモーリーの実験によって、真空中の”エーテル”と名づけた超微粒子の存在を一度は否定したが、その後の研究から誤りであることがわかり、別の表現によって、真空中のエネルギーの存在を認めているということである。


この真空中の超微粒子が『宇宙エネルギー』と考えればよいだろう。


ただし、真空中のエネルギーは、大型粒子加速器の高エネルギー線を照射しないと取り出せないというのが現代科学の常識であり、糸川英夫名誉教授もいっているように、真空中のエネルギーを取り出して利用することは極めて難しく、真空中のエネルギーはエネルギー源とはなり得ないというのが、現在の科学者の考え方である。


あとで説明するように、本当は、真空中のエネルギーを取り出すことは、科学者が考えるほど難しくはなく、工夫して取り出すと生活のエネルギー源として利用できるということである。






■ 気功の気も『宇宙エネルギー』

以上のような性質のエネルギーの総称を、私は『宇宙エネルギー』と呼んでいる。  このエネルギーは、『宇宙エネルギー』以外にもさまざまな名称で呼ばれている。  そこで、『宇宙エネルギー』以外の呼び方も紹介しておこう。


『宇宙エネルギー』以外によく使われているのが、フリーエネルギーという名称である。  フリーエネルギーという呼び方は、海外で多く使われている。


フリーという意味には、「自由な」という意味のほかに、「無料の」という意味がある。  


ただし、フリーエネルギーという言葉は、現代科学の熱力学において、すでに別の定義の用語として教科書で使われているので適当な用語とはいえない。  私はフリーエネルギーという用語はできるだけ使わないようにしている。



それ以外の呼び名としては、 気功の[気エネルギー]、 ヨガの[プラナ]、 [空間エネルギー]、 [真空エネルギー]、 [タキオンエネルギー]、 [ゼロ点エネルギー]、 [虚のエネルギー]、 [マナ]、 [オド]、 [オルゴンエネルギー]、 [生体エネルギー]、 [精神エネルギー]、 [高次元エネルギー]、 [ピラミッドパワー]、 [エーテル]、 [重力場エネルギー]、 [プライマリーエネルギー] などがある。



このように研究者や開発者によって、さまざまな呼び名がされているが、今後は、混乱を避けるためにできるだけ統一した名称を用いることが望ましい。

『宇宙エネルギー』は、真空中に存在しているだけでなく、物質をはじめ宇宙のすべてを構成している宇宙の根源エネルギーである。


統一名称としては、宇宙の根源エネルギーという意味からも『宇宙エネルギー』という名称が相応しいのではなかろうか。

(* 深野一幸 「21世紀の超技術」(1994年)    より〜 引用)





●深野一幸 
1941年生まれ。 東京工業大学応用物理学科卒業。 工学博士。 21世紀研究所所長。 








所長のなんでもメモ帖・雑談日記
http://hokkdika.seesaa.net/
[ブログカテゴリ] 生活 :1411位 / 680250ブログ中

posted by 所長 at 13:08| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする