2017年03月22日

メモ:   バクテリア、ウイルスの 生体内 ” 自然発生 ”



【千島学説】 千島喜久男 博士 (元 岐阜大学教授)


第3原理 バクテリア、ウイルスの自然発生説   

(3) 私の実験結果と生命の自然発生説

@血球の腐敗による細菌の自然発生
カエルの心臓から消毒した注射器で一滴の血液を取り、これ緒をカバー、スライド法によって、縁をパラフィンとワセリンを等量に混ぜてたもので密封し無菌的に、血液湿潤標本を造り、これで夏季なら室温で顕微鏡下におき、細菌が一匹もいないことを確かめておいて、連続して観察する。

すると4−5日で赤血球の内部に多数の液胞が出現する。 これを連続観察とつづけると始め球菌状、後にそれが伸びて桿菌状となり血球は数十個の桿菌の束のようになる。

そして血球の膜はこわれ外縁のものから細菌は遊離して血漿中に浮ぶ、この際、数個の菌体が塊まったまま分離することもしばしばある。 このような細菌塊も時と共に個々の細菌に分離する。
このように細菌塊から分離する様子を見て従来桿菌が縦に分裂する状態を観察したという人があるが、これは恐らくこのような分離する様子を見たものであろう。

分離した桿菌は最初、垂直にゆるやかに運動しているが、段々斜めになり、遂には水平となって活発に遊泳するようになる。


・24時間以上一匹の細菌を連続観察しても分裂増殖しない。
前述の血液の湿潤標本を製作して一匹の桿菌を連続観察し、私は8ミリ映画に撮影したことがあるが24時間たっても桿菌はそのままで分裂しない。 

普通、細菌は30分毎に分裂すると云われているが24時間なっても少しも分裂しないことを私は確かめた。 一方この血液標本中に無数の細菌が発生するがこれは最初は血球の破片から、後には血球の内部にも発生したもの(この場合赤血球も白血球も、それらの細胞核も凡て一様に細菌に変化する)。


即ち細胞の死(腐敗)によって新しいバクテリアの生命が誕生する”死は生の契機なり”と云う哲学的な考えが実証的であることが解る。




■伝染病の「病原菌感染説」に対する疑問

@ 細菌やウイルスは自然発生する。
伝染病といえば、それぞれの病原微生物(細菌、ウイルス、原生動物その他)に感染しておこるものとなっているとうのが常識である。 しかし、私の”バクテリアやウイルスの自然発生説”から見れば、そこには疑問がある。

生活機能が低下して、細胞や組織が病的となり、死即ち腐敗に傾けば、そこに細菌やウイルスが自然発生してくることは私の実験で確かめられている。

事実、一般の伝染病では感染の経路が明確でない場合でも、その伝染病原菌が患者に発見されれば、それは感染したものと断定されてしまう。

それは細菌が分裂によって増殖するものであるという既成学説を盲信しているものには当然のことと考えられるが、事実に於いて病的状態では親細菌なしでも、病的組織や細胞内に細菌が自然発生するものであることを知れば、考え方は一変せざるを得ない。
(*「 医学革命の書: 血液と健康の知恵」(1977年) 千島喜久男 著   p、164 − p、165、 p、171 より〜 引用)






第W偏 細菌とウイルスとの起原

5、私見
何れにしても、ウイルスの自然発生を肯定しないような生物進化論はそれは最早、進化論と呼ぶに価しないものであり、またそのような生物学は正しい進化論と背馳するものと私は確信する。

ただ、上述の諸家の如くウイルスを細胞前段階の”生物”だと考えることは”生物は細胞を単位とするもの”と云う現代生物学の一般的見解と一致しないから、もしvirusを生物だとするなら、生物の定義を先ず改めてかからなければならぬ。

なお、私はウイルスが生物の清浄な系統発生に於ける細胞前段階の祖先的生物だとする説には賛しない。 むしろ、細胞乃至は生物体が病的状態の下で死への解体過程に現れる病的『基本小体』であると判断する。

換言すれば正常な体制化(organization)の行われている場合は、『基本小体』は集合し、coacervationを起こし、体制化の段階を高めるのに反し、死への過程では、『基本小体』は毒性を帯び、下次単位の構成へと分解し遂いには分子にまでも解体するのである。

だから、ウイルスを正常な進化過程系列にもちこもうとするなら、生理的ウイルス(『基本小体』)と、病的ウイルス(いわゆる今日の病原性ウイルス)とに分けて考える要がある。
(*「新生物学の基礎 U  生命・細胞・血球の起原」(1958年) 千島喜久男 著  東京明文堂   p、169 より〜 引用)



・現代によみがえる 千島学説|新生命医学会: http://www.chishima.net/genri.html

・『千島学説』(千島喜久男博士): http://www11.plala.or.jp/hokkdika/12_chishima.html 







◎ 微生物の自然発生(ギュンター・エンダーレイン博士)

1、ギュンター・エンダーレイン博士の研究

60年間の完全無欠の研究の末、G・エンダーレイン博士は、癌を含む慢性疾患などすべての疾患の原因について証拠を示し、なおかつそれら疾患に成功裏に対応する方法ももたらしたのである。

エンダーレイン博士はベルリンの生物学者、動物学者、兼 動物学博物館の主任学芸員の長であった。 博士は1872年に、教員一家の息子としてライプツィヒで生まれた。 エンダーレインは自然科学、特に動物学を学び、大学を主席で卒業した。 博士はドイツのセイナム社の製造マネージャーを努め、そして生物学研究所を設立し、独自の真菌レメディを開発した。 博士は1968年にハンブルクで96歳で亡くなった。 身体的には衰えていたものの精神面ではとても鋭かったというこである。




●「アントワーヌ・べシャン」と「ルイ・パスツール」

医学の歴史すべてにおいて、フランスの二人の科学者アントワーヌ・べシャンとルイ・パスツールの間の論争ほど激しく熱情的な論争はなかったであろう。

べシャン(化学者、生物学者、薬学部教授 1816−1908)は、すべての動物と植物の細胞には極少な顆粒状のものが存在すると主張し、彼はそれをミクロジーマ(Microzyma)と呼んだ。
その顆粒状のものはその宿主である有機体の死によっても死滅せず、つまり宿主の死が発酵の原因であり、そこから他の微生物も発生する。

べシャンの主張では、これらの「ミクロジーマ」はヒト、動物、植物の生きている体の中に存在し、死滅や破壊されることなく、生きものと非生物の中間に位置付けられるような存在でもあるという。
特定のまたは病原的な影響により、これらの「ミクロジーマ」は発酵の特性を持つバクテリアに発達していく、とべシャンは述べている。 つまり、べシャンの主張では、疾患疾病の原因は体の中にある。

べシャンのこの主張によって”微生物の多形態性理論”が見出され、その基盤が築かれ、ここからさらなる研究が発展するはずであった。


ところが、パスツール(微生物学者 1822−1895)がこの重大なる作業の邪魔をしたのである。 
パスツールは、種や属に関わらずすべての微生物は変化しないものであると主張した。 

すなわち一つの種類の微生物は一つの特定の病気をもたらす、微生物と疾患は一対一の対応である、バクテリアと真菌は自然発生することは絶対にない、また、健康なヒトの「血液及び組織は無菌」である、と主張した。
パスツールによれば、疾患疾病は外部からの細菌に起因するものであり、体の外からの攻撃であり、外にいた細菌から発生するということである。

この論争にはさらにもう一人の科学者が登場する。 その名をクロード・ベルナール(物理学者 1813−1878)という。 ベルナールは、「いや、皆さん、微生物は何もしていません。 (体内)環境がすべてなのです」と(体内環境論によって)その論争を修正した。

ご存知の通り、パスツールはとても雄弁で影響力のある人物だった。

パスツールは、自分が、本質的な実験結果や研究結果をきちんと提出している、ということを科学界に巧みに説得させることに成功した。 その当時、この二人の科学者の論争をもとに記事を書いていた記者や作家は多く、パスツールが自分の業績としてべシャンの研究を無断で拝借したりしていたのだが、パスツールの名は世界的に知られているものの、べシャンの名はほとんど誰にも記憶されていない。

パスツールが死の床で、「ベルナールは正しかった。 微生物なんて何でもないのだ。 体内環境がすべてなのだ。」と言ったとされており、間接的にべシャンの主張を認めていたのだが、時すでに遅しであった。 医学界はすでにパスツールの簡略化した微生物学に基づいて更に発展しており、現在の医学界の知識もこれらの断片的な真実に基づいているのである。

エンダーレイン博士はべシャンの初期の研究を深く調べ、その研究を進めていった。

パスツールが73歳のとき、べシャン79歳、エンダーレインは23歳であった。 べシャンが亡くなった年(1908年)エンダーレインは36歳、つまり同時代をかなり長い年月一緒に過ごしていると言えよう。   


● 人間は植物性の微生物エンドビオント(体内共生微生物 ムコール・ラセモサス)と共生しているのである。


母親の胎盤からこのエンドビオントを受け継いでいない人間はこの世には一人もおらず、 そして少なくともそのエンドビオントの原始段階のものを体内の細胞や体液に生涯宿していない人はいない。  エンドビオントは卵子、精子にも存在するのである。


エンドビオントの発達段階において、 最も低い段階・相(【プロチット】(ギュンター・エンダーレイン博士:ドイツ *≒【原始相ソマチット】ガストン・ネサン博士:カナダ)は非病原性であり、 治療などにおいても活用できるものである。  それより高い段階・相のものは疾患を促進またはもたらすことができ、 そうなると様々発達段階・相の形として、 血中だけでなく組織の細胞にも浸透して、 変性退行的に身体に影響を与えうるものである。


その繁殖において、 初期段階の小さな塊は自分を区別しはじめ、 想像を絶するほどの多様な形態となる。  これらのうち特定なもの、 特に動物性蛋白質を充分に摂取しているものは、 大きさも増し、 小さな球状になり、 細胞膜に” 核 ”を有するようになる。  分裂を通してそれは二つの核を持ったミクロコッカス(球状【細菌】)となる。  それらから、 今度は核を4つから8つもった【細菌】が発達し、 そしてついには16以上の核をもつバシラス(【桿菌】)となる。  これは、 大量の【細菌】や【桿菌】の先祖であり、 エンダーレイン(*ギュンター・エンダーレン博士: ドイツ)によればこれらはすべて私達の体内で発達するものである。


さらに発達する中で、 突然、 複数の核が不規則に集まり、 横または斜めまたは平行に集まることがある。  これはその後、 【真菌】の大軍の「親玉」となり、 これは中央に硬い壁状の管をもった【真菌】群となり、 体内にできるものである。  これら大量の原始段階の核が集まり、 伝播増殖のために吐き出さされる。  よってこの大局的な生活環周期(Cyclogeny)、 つまり極少な蛋白質の塊という原始段階から【細菌】・【桿菌】段階を経て、原始段階を繁殖させる絶大な力をもつ【真菌】段階に至るまでの周期がそこで一巡するのである。  


しかし、 いったい何故、 この小さな蛋白質の塊が自分の宿主(ヒトまたは哺乳類)にさえ牙をむくようになってしまうのだろうか?

私達の文明と現代の生活には、 病原性を促進し高める要因が多数あり、 列記すれば人工肥料、 保存剤、 着色料、 大気汚染などが挙げられるが、 第一には、 偏った栄養、 違った食生活があり、大量な蛋白質 と 砂糖 の摂取によって、 文字どおりエンドビオントを太らせてしまっているのである。


エンダーレン曰く: 『 長い間、 非有機的な栄養を摂る食生活により、 私達の血液の酸塩基バランス(酸−アルカリ)(pH)が酸性に傾くと、エンドビオントの無限の増殖が始まり、 同時に、 小さな原始的な粒子が発達段階を経てどんどん病原性のある段階へ成長していってしまう。  このエンドビオントがその発達段階の上に行けば行くほど、 その害は増し、 血液の酸性化が進み、 体内の環境が悪化していくこととなる。 』


エンダーレンによれば、 すべての慢性疾患は、 エンドビオントが発達段階の上の形態になってしまったため、 としている。  発達段階上部の高結合段階は強度の病原性である。  発達したそれらの微生物は独自の代謝によって人間の体液に害をもたらすのである(主に乳酸を生産)。


エンダーレンの言葉では 『 基本的に、 病気や疾患が多数あるのではなく、 一つの根本体質的な疾患があるのみである。  つまりそれは血液が過剰に酸性であり、 それにより全身の調節の仕組みが崩れることであるが、 これらは主に生活様式と食生活の誤りに負うところが大きい。  肉、魚、卵など多量な動物性蛋白質を摂る現代の食事が酸性過剰な状態を生み出し、 そしてそれによって体内の共生微生物を強化させてしまうのである。  よって、 乳製品野菜(*乳酸発酵野菜)中心の食生活こそが生物学的、栄養学的、生理学的に正しい食事内容であって、 乳製品野菜中心であれば塩基やアルカリ塩が豊富なことから酸性過剰な状態が緩和される。

乳幼児期から、 またさらによいのは結婚前の女性が母親になる前からこのような食事を摂取することですべての疾患を治し、 防ぐことができるのである。 』



エンドビオントがその発達段階の上部に成長することで、 間脳での自律神経との情報交換の調整均衡が崩れ、 これは間脳の機能の不調をもたらしうる。


( *「暗視野顕微鏡による血液観察」− ギュンター・エンダーレイン博士の研究から −(2002年)  マリア・M・ブリーカー(MD)著   創英社・三省堂書店   より〜  引用 )


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[最小生命体]

■ウィルヘルム・ライヒ(オーストリア): バイオン(Bion)

■アントワーヌ・べシャン(フランス) :  マイクロザイマス(Microzymas)

■ギュンター・エンダーレイン(ドイツ):  プロチット(Protit)

■ガストン・ネサン(カナダ)      :  ソマチッド(Somatid)



■千島 喜久男(日本)         :  基本小体(生理的ウイルス)

生理的ウイルスが、生体の環境あるいは細胞環境の悪化によって、次第に腐敗性または毒性を帯びた病的ウイルスに転化移行すると考える。
・基本小体 → 病的ウイルス → 細菌


posted by 所長 at 14:47| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする